「宝塚時代の私…」酒向 杏奈(メンタルトレーナー)

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宝塚で私は、

人を動かすことができる「夢の力」の力量を知りました。

「夢の力」は同時に、想像できない位のたくさんの感情を味あわせてくれました。

14歳の時に宝塚を知り。ほぼ0の状態から始まった私の宝塚人生。

始まった途端、夢だけではなくなり…それを遥かに上回る現実が
押し寄せてきました。

プレッシャー、緊張、劣等感、怖さ、孤独感、羞恥心…。

それは、一人で闘うしかありませんでした。

もちろん、仲間が手を差し伸べてくれることもありました。

でも、最終的に舞台では”自分自身”で歌い、踊り、演じるしかありません。

そんな時、私のメンタルは必死に筋肉をつけようと、
本、周りからの言葉、色々な情報を得ようともがいていました。

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今思えば、どれも自分に無理しているものばかりで…
変わりたい。変わらなきゃ。と、その時の”ありのままの自分”をいつも否定していました。

自分のことを否定してばかりいた私は、当然、自信が持てませんでした。

はっきり言って、自分のことが嫌いでした。

ネガティブで弱い自分さえいなくなれば、もっと舞台も良くなるはず。と、
自分じゃない理想の自分を作り上げようとする毎日。

「もっとできると信じたい。」

「夢を終わらせたくない。」

「諦めたくない。逃げたくない…。」

そんな思いが、私を”できない自分を受け入れられない人間”にしてしまったんです。

最終滑走に差し掛かった時。

走り続けて16年目にしてやっと、気づいたんです。

できる努力は全部した。もう逃げじゃない。すべてを出し切った。

「私にできることは…ここまでだ。」

”ありのままの自分”を受け入れられた時、逆に初めて”自分の良さ”にも
気付くことが出来ました。

自分の”積み上げてきたもの”に初めて目が行ったんです。

0からスタートしたあの日から、私はもう一人前の舞台人になっていました。

自分の力で、たくさんの夢を叶えていました。

そこまでの努力は、自分にしかわからないのに…
私は自分のお尻ばかり叩いて、見ようともしていませんでした。

…可哀想で涙が出てきました。

自分で自信を作るチャンスを手放してしまっていたんです。

あの時、私は”ありのままの自分”を受け入れられたことで、
過小評価も過大評価もしない”本当の自分”を知ることができました。

そこから、”本当の自分”の新たな一歩を踏み出すことができました。

つい、人は目標や夢があると、目の前の自分を認められず、
結果ばかりに意識が向いてしまいがちですが…

「結果が出てから自信をつけるのではなく、結果を出すために自信を積み上げていく。」

ということをメンタルトレーナーになって学びました。

あの頃の私に伝えたい言葉です。

過去を取り戻すことはできませんが、
私はこの素晴らしい経験を忘れることはありません。

これからは、メンタルトレーニングを通して、たくさんの方に”ありのままの自分”を活かした
人生を歩んで頂けるように、ほんの少しでもお手伝いができればと思っています。

”ありのままの自分”を受け入れることの大切さ。

なかなか難しいことですが、自分と向き合う時間が教えてくれます。

頑張っている自分にちゃんとOKをあげてくださいね。

最後まで、読んでくださってありがとうございます。
また、お会いできる日を楽しみにしています。

メンタルトレーナー 酒向杏奈

WEB担当:鈴木 雄太

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