第一回 心の疲れを溜め込まないためのセルフケア

この度発生した熊本地震で被災された皆様やそのご家族の方々に、心よりお見舞い申し上げます。

株式会社リコレクトでは、被災された方々やそのご家族、または支援にあたる方々が活用できるストレスマネジメントの方法をご紹介させて頂きます。
皆様の心身の健康に少しでもお役に立てることを願っております。

今も毎日、不安や怖さを感じている状況で誰しもこのような気持ちは感じたくないと思います。

そんなとき、みんな頑張っているからと不安な気持ちを抑え込んだり、前向きに頑張らないといけないと感じてしまう人も少なくありません。しかし、長い期間、無理やり気持ちを抑え込もうとすると自分自身に大きな負担がかかり、心の疲れがたまりやすくなってしまします。

そんな方々が、ストレスを少しでも軽減させることのできる方法をお伝えします。

そもそも不安という感情は、今の状況に対する心の自然な反応です。
自分の中から勝手に湧いて出てくるものなので、私たちは不安という感情をコントロールすることができません。
不安な時に「不安をなくして前向きになろう」と無理やり思考で抑え込もうとしてもできるものではないのです。
このように感情を思考で抑え込もうとすることが、ストレスを生む原因になります。

感情は否定し抑え込むのではなく、自分自身が受け入れてあげることがストレスを軽減する方法です。

簡単にできる対策として一日に一度でも、感情を口に出していくことをおすすめします。
具体的には、まず不安・恐怖のほかにも、悲しみ・ショック・苦しみ・怒りなど、今感じているマイナス感情を探してみてください。

感情を見つけることができたら言葉にして吐き出してみましょう。
「不安、不安、・・・」というように1分間、自分にだけ聞聴こえる声でいいので感情を一言で表現する言葉を言い続けてください。
もし、周りに人がいて言葉にすることが難しい場合には心の中で言い続けても効果があります。
こうして感情に目を向けていく時間を作ることで、今の自分の素直な気持ちに気づくことができるようになるのです。
更にその感情を口に出していくことで、「自分は今不安なんだ」と自覚でき、感情を抑え込むことなく受け入れていくことができるようになります。

ご家族や友人と一緒にマイナス感情を吐き出すことも効果的です。
お互いに気持ちを口に出して伝えてみてください。
聞き手は無理に前向きに答えようとせず、気持ちを共感するだけでよいのです。
そうすることで、マイナス感情を抑え込むことなくお互いにストレスを軽減することができます。

無理に感情を抑え込んだり、「こんな自分はよくない」と否定する必要はありません。

自分自身の素直な気持ちを大切にしてあげましょう。
これが心の疲れを溜め込まないためのセルフケアになります。

メンタルトレーナー 清水 利生

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